将棋ノート(将棋初級者奮闘記)

大人になってから将棋を始め、将棋の上達をこじらせてしまった私の奮闘記です。

すぐ勝てる!右四間飛車を買いました

前の「対居飛車四間飛車戦法」を紹介した記事で、残り一冊の紹介は9月中旬頃になる予定だと書きました。

ギリギリ間に合いました。頑張れば何とかなるもんですね。

約1ヶ月に渡って紹介してきた右四間飛車の棋書ですが、今回が最後になります。

最後は右四間飛車スペシャリストである、中川大輔先生の棋書で締めくくります。
ホントは取り寄せたら思ってた以上に
届くのに時間かかっただけです

・すぐ勝てる!右四間飛車
(マイナビ 中川大輔)

本書は全編 対振り飛車の解説で
全ての章で飛車先の歩を突いていくパターンです。

第1章から第3章までは右四間飛車が先手番で
第4章実戦編は中川先生の棋譜を収録。
実戦編の中には後手を指してる棋譜もあります。

本書の文体から中川先生の熱さが伝わります。まるで、昔のロボットアニメであった「必殺技」を修得するようなノリです。

文体の熱さに対して、内容は冷静に解説してます。四間飛車対策と右四間飛車を指す際につまずきそうなポイントは一通り押さえてあります。

マイナビBOOKSさんの購買サイトの備考に
「初中級」と書かれていますけど…
内容的には合ってますが
文体や構成にクセがあるので妥当とは言えません。

以前「右四間で攻めつぶす本」を紹介した際に「こすっからい」って、あまり使わないんじゃね?と書きました。

本書は中川先生のやる気が全開で「右四間で攻めつぶす本」よりも文体のクセが強く、読者を置いてけぼりにする勢いです。中には、指し手の理由をバッサリ切り捨てたところもあるので、読む人によっては好き嫌いが出そうなところかと思いました。

と言っても、言葉のクセを除けば、解説自体は分かりやすく、右四間飛車の基礎を正しく学べる定跡書です。急戦から解説しますが、本書のメインは持久戦で、右四間飛車居飛車穴熊の指南です。

もうひとつ気になるのは解説図の構成で、解説図に対して文面のボリュームが多目なので、解説図と文を読む際にページをまたいで読むことが他の棋書より頻繁です。

ですが、その問題は将棋ソフトを使えば簡単に解決できます。将棋ソフトなら必要な手数まですぐに戻れるので、将棋盤より楽に勉強できます。参考に。

以下に当てはまる方にオススメします。

・棋力が級位者から初段に近い方
(語彙力に自信のある方なら初級者も大丈夫です)
・右四間飛車の指し方、考え方から知りたい方
・右四間飛車をもう少し勉強したい方
・力戦寄りの振り飛車で対抗してくる
相手の対処法を知りたい方
(第4章の実戦編で力戦振り飛車の解説があり
力戦でも右四間飛車の基本指針を知れば
戦えると丁寧に説明しています)
本書の項目はこちらです。

第1章 急戦右四間飛車
古典定跡に中川先生の研究成果をミックス。
四間飛車の基礎をキッチリ学んでいきます。

第2章 持久戦 居飛車穴熊
本書のメインは持久戦+居飛車穴熊です。
銀冠相手に居飛車穴熊で対抗する手順と
相手が持久戦に応じず、速攻策に打って出た場合の
2パターンの居飛車穴熊の戦い方を解説します。

第3章 相穴熊
持久戦の中でも、特に堅い戦形の相穴熊
穴熊では振り飛車(後手)側が不利だという理由を
居飛車穴熊の特性を指南しながら
解説していきます。

第4章 実戦編
最後は中川先生の実戦譜から
四間飛車に必要な手筋と考え方を解説します。
初心者あるあるの
「少しでも定跡外れたら、全く対応できない」
この理屈も説明しています。


これまでに右四間飛車を解説した棋書は他に何冊か紹介してきました。振り飛車側の考え方や意図を説明した棋書はあっても、本書のように右四間飛車側の考え方や基本方針を丁寧に説明した棋書は少ないです。

先述しましたが、文体や構成に多少クセがあったりしますが、右四間飛車を始めるなら本書をオススメします。

四間飛車次の一手方式の問題集である、「右四間で攻めつぶす本」と併せて読むのも良いと思います。

ところで、以前紹介した三浦先生の「三浦流右四間の極意」と居飛車穴熊で戦うというコンセプトが似てますが、方向性が異なります。

「三浦流右四間の極意」が四間飛車側の思考を紐解いて右四間飛車の方針をアプローチしているのに対し、本書は右四間飛車側を中心に解説しています。

「三浦流右四間の極意」は私のような振り飛車党にも参考になる手順が多く、右四間飛車対策としても読めるんですが、本書は右四間飛車を学ぶ本だと割り切った方が良いと思います。

個人的には「三浦流右四間の極意」の方が分かりやすいです。しかし、分かりやすさなら先崎先生の「右四間飛車戦法」の方がもっと分かりやすいです。

ですが、本書はこれらの棋書よりも右四間飛車の基礎を多く解説しているので、基礎を学ぶならまずは本書をオススメします。


今までに何冊も右四間飛車を紹介しましたが
「右四間飛車は楽しい」この一言につきます。

次回は、今までに紹介した
四間飛車の棋書を雑にまとめる予定です。


まとめページはこちらです。
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下 書 き を 寝 ぼ け て 書 い て た の で
修 正 の 方 が 時 間 か か り ま し た 。
右 四 間 を 右 ス ト レ ー ト と か 書 い て る し 。