将棋ノート(将棋初級者奮闘記)

大人になってから将棋を始め、将棋の上達をこじらせてしまった私の奮闘記です。

ひとりで指す将棋の話

私の友達から聞いた話ですが、
「ひとりで指す将棋はありえない」
という話を聞きました。

この話を聞いたとき話の途中まで、詰将棋ならひとりで指すんじゃないの?という話だと思ってましたが、かなり違う話でした。

友達が幼い頃、碁会所で将棋を指したとき、マナーの悪い人と指したときの話です。


ある日、友達はそのマナーの悪い人と指して勝ったのですが、その相手は将棋盤をグチャグチャに乱して友達の顔を蹴りました。友達は小学生なのに相手は大人、この行為はかなり大人げないです。

周りがそれを注意すると
「家でひとりで指すから別に構わん」
と捨てゼリフを吐いて帰ろうとしたそうです。その場にいた高校生がこう言いました。

「ひとりで指すというのはファミコンの話ですか?」

その質問に相手は
ファミコンだよ。ファミコンならひとりで指せるし、お前らみたいに文句もいわんから、ファミコンの方がよっぽどマシだ」と吐き捨てたそうです。

当時、ファミコンの人気は凄くて、子供だけでなく大人向けにも遊べるように麻雀や将棋ソフトも発売されていました。パソコンでも将棋ソフトはあったようですが、当時のパソコンはとても高価で遊ぶためにパソコンを持ってる方はほとんどいませんでした。

とはいえ当時のパソコンやファミコンの将棋の実力はネットで調べてもわかる通り、あまり強くありません。しかし、当時は家でひとりで将棋が指せるのは画期的なことでした。

高校生は反論しました。
「ひとりで指す将棋はありえない。なぜなら、ファミコンの将棋だって作るのに大勢の人間が関わっているはずですし、詰将棋だって誰かに解いてもらいたいと詰将棋作家さんが時間をかけて作っている。将棋は人が作ったものだから、ひとりぼっちの将棋はありえないと思います。

高校生は続けて言いました。
「ひとりぼっちになるぐらいなら、また来て下さい。でも帰る前にあの子に謝って下さいね。」

高校生に諭された相手は友達に謝って帰りました。ですが、そこで二度と対局することはありませんでした。その後、碁会所は区画整理のために立ち退くことになったのが理由です。

友達の家も立ち退きの場所になってて、引っ越しました。引っ越した所が私の近所で、そこから私と友達の付き合いが始まりました。

友達はそこから色々ありまして、将棋をやめてしまいました。私はその事情を知ってましたが、そこを無理言って将棋の指導を3年近く教えてもらいました。

将棋をやめた友達と将棋を始めた私
なんか不思議な感じです。