将棋ノート(将棋初級者奮闘記)

大人になってから将棋を始め、将棋の上達をこじらせてしまった私の奮闘記です。

オススメ棋書紹介(戦法書・前編)

戦法書を紹介する前に前置きします。
断っておきますが、この記事で紹介する棋書の多さからとても長くなるので、二つに分けて紹介します。


前編では振り飛車の中で最も戦法書が充実している
四間飛車を六冊取り上げます。

後編ではここ近年で主流になった戦法「角交換振り飛車」の中から
「角交換四間飛車の戦法書二冊と
四間飛車以外の振り飛車の戦法書二冊
全部で十冊取り上げます。
厳選して十冊とか多過ぎね?とかツッコまない!

※全て買い揃える必要はありません。


棋書紹介の概要の記事で前述しましたが、私は振り飛車しか指せないので、居飛車を教えることは出来ませんが、居飛車振り飛車かまだ決まってない方や居飛車を指すきっかけとヒントになりそうな棋書を「その他」の項目で紹介します。
それと、大事な話があります。
私は戦法書選びで大失敗した経験があります。

将棋を始めたばかりの頃の私は自分に合った戦法を中々見つけられなくて、田舎暮らしということもあり、近所の書店に棋書が全く無かったことから、私は実際に棋書を読むこと無く、ネットでの評判だけで棋書を選び、ネット通販で戦法書をまとめ買いした結果、読んではじめてそこで失敗に気付くという、苦い経験をしました。

将棋関連の出費を改めて見直すと、
戦法書が一番多く無駄遣いしてました。
まるでスマホの課金みたいだ

本屋で直接、棋書を確認すれば、ある程度リスクは減りますが絶対ではありません。
私の様な
天然を通り越したマヌケな失敗をしてほしくないのです。

実際に棋書選びに失敗すると分かりますが、自分に合わない棋書を買ってしまうことは、対局に負けることよりも遥かに辛く、垂直落下式にモチベーションが下がります。

私と同じ失敗をしてほしくないので、今までに買った戦法書の中から厳選して振り飛車を始める方オススメの戦法書紹介します。


まずは攻守のバランスに優れた戦法
四間飛車の戦法書です。
・よくわかる四間飛車
(藤倉勇樹マイナビ)
・ホントに勝てる四間飛車
(先崎学河出書房新社)
四間飛車がわかる本
(髙野秀行・浅川書房)

これらの三冊はこれから四間飛車を始めたい方や得意戦法にしたい方へオススメの三冊です。
この三冊の戦法書は、対象棋力やコンセプトが似ているので、三冊の違いを説明していきます。


四間飛車を始めたい方に、この三冊の中で
一番のオススメは「よくわかる四間飛車」です。
理由は二つあります。
一つ目の理由は三冊の中で唯一、四間飛車を指す心構え基本姿勢を説いていることです。

二つ目の理由初級者から級位者が良く採用している戦形を取り上げて解説してあるところです。

初級者が良く採用している戦法の中から
「居玉棒銀」「舟囲い棒銀
級位者から有段者まで人気のある戦法
「右四間飛車

この三つの戦法の対策を取り上げているのが大きなポイントです。
特に右四間飛車対策は重要で、魅力的な破壊力四間飛車の棋書が充実している背景から、級位者も指してくるのにも関わらず、級位者向けの右四間飛車対策の棋書はほとんど無いので、オススメです。


次に「ホントに勝てる四間飛車ですが、前述の「よくわかる四間飛車」を含めた、三冊の中で一番分かりやすいです。
振り飛車側に甘えたり、媚びるような解説は一切無く、ダメなところはダメだとバッサリ切り捨てる解説はかなり潔いです。
振り飛車側の視点の解説の方針「理屈」より「感覚」を優先しており、棋書の内容は似ていても筆者の描写の違いから「よくわかる四間飛車」を補うのに充分な内容で、秀逸な棋書と言えます。
三冊目の戦法書四間飛車がわかる本」は前述の二冊と似ているのですが、大きな違い居飛車穴熊対策が無いかわりに急戦対策が充実していることです。
急戦対策何がなんでも最優先しているなら、こちらをオススメしたいのですが…
四間飛車がわかる本」も良書ですが、実は後述する棋書の中に更に良質な急戦対策の良書があるので存在感が薄いです。
次に四間飛車の一問一答方式の
問題集の紹介です。
四間飛車を指しこなす本①
四間飛車を指しこなす本②
四間飛車を指しこなす本③[難しい]

(藤井猛河出書房新社)

四間飛車の戦法書を語るのに絶対に外せない、初めて四間飛車を指す級位者から有段者まで読める
四間飛車を指しこなす本」です。

ただの問題集のようですが、一冊で得られる情報量が豊富局面は駒組みから終盤まで網羅しており手筋の勉強だけでは無く、定跡書の一面まである棋書で、この一冊だけでバランス良く棋力アップが出来ます。
四間飛車を指しこなす本」が発刊して20年近く経っているので、新しい変化例などはありませんが、前述の理由から、今でも読まれている良書で、初めて四間飛車を学ぶには至高の棋書です。

※ただし、「指しこなす本」はレイアウトの癖が強いです。千鳥かっ!
でも以外と読みやすいです。

基本、右ページのみを読んでいくスタイルで、ページの下部分が問題次のページの上部分に解答と解説が書いてあります。
ページの最後で、本をひっくり返して読んでいくので、知らない人から見るとかなり滑稽です。

外で読むならブックカバーは必須です。


指しこなす本の一冊目は居飛車急戦編問題の範囲が急戦対策なので、前述の四間飛車がわかる本」完全に被っているのが、四間飛車がわかる本」存在感が薄いと挙げた理由です。

四間飛車」は力押しでは無く、多くの手筋(テクニック)を駆使する、技術で勝負する戦法なので、是非、指しこなす本を何度も読み返しながら、棋力を向上を目指しましょう。


指しこなす本の二冊目は居飛車穴熊です。
居飛車穴熊人気の戦法ですが、級位者には難しいことから穴熊をあまり指しませんが、有段に近づくにつれ穴熊を指す人が必ず出てきますので、穴熊対策有段を目指す人にとって避けては通れない問題です。
穴熊対策意識するようになったら、
読むことをオススメします。
指しこなす本の三冊目は二冊目で出てくる藤井システム応用問題が出るため、藤井システムの基礎理解していないと読破難しいです。
藤井システムの応用問題以外に
左美濃」「5筋位取り」「玉頭位取り」の対策問題が収録されています。

一冊目、二冊目と違い
初級者には難しいので、紹介だけに留めておきます。


以上で私のオススメの戦法書の紹介(前編)でした。

多くの戦法書を紹介しましたが初級者なら
・よくわかる四間飛車
四間飛車を指しこなす本①

この二冊あれば充分です。

次も引き続き「戦法書・後編」を紹介します。

続きは次の記事で。